【遊戯王】2019年4月リミットレギュレーションについての雑感

リミットレギュレーション
ついに2019年4月から施行されるリミットレギュレーションが判明しましたね。 前回の改定でがっつりと規制が入ったせいか、比較的穏やかな内容になっています。 ただ、サプライズはありましたね。 そんなリミットレギュレーションの内容について、各カードに触れながらお話していこうと思います。
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2019年4月リミットレギュレーションの内容

今回のリミットレギュレーションの内容については、まぁ妥当と思われる方が多いような気がします。 毎年4月の改定は穏やかなイメージがありますね。

禁止

今回新たに禁止カードになったのが下記のカードになります。
  • 《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》
皆さんおわかりの通り、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》が禁止カードになった最たる理由は《破滅竜ガンドラX》です。
《破滅竜ガンドラX》 効果モンスター 星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0 (1):このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 このカード以外のフィールドのモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの内、攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。 このカードの攻撃力は、この効果で相手に与えたダメージと同じ数値になる。 (2):自分エンドフェイズに発動する。自分のLPを半分にする。
前回の制限改訂でも《破滅竜ガンドラX》によるワンキルを規制するために《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》が禁止カードになりました。 ですが、以前書いた通り《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》だけ規制されてもガンドラワンキルは成立します。 《破滅竜ガンドラX》を直接規制せずにワンキルを抑止しようとしていますが、おかげで《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》まで禁止カードになってしまいました。 原作者イラストによるカードを守りたいのでしょうが、本体が存在する限りワンキルルートがなくなることはほぼありません。 《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》自体もかなりのパワーカードでしたが、これによってドラゴン族全体が衰退してしまうのはどうかなと思います。 今回一番悲鳴が聞こえそうな規制でしたね。

制限

今回新たに制限カードになったのが下記のカードになります。
  • 《SRベイゴマックス》
  • 《終末の騎士》
  • 《サンダー・ボルト》
《SRベイゴマックス》は現在環境トップである【転生炎獣】において、《転生炎獣ミラージュスタリオ》を召喚するために利用されています。
《転生炎獣ミラージュスタリオ》 エクシーズ・効果モンスター ランク3/炎属性/サイバース族/攻2000/守 900 レベル3モンスター×2 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 デッキから「サラマングレイト」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は炎属性以外のモンスターの効果を発動できない。 (2):X召喚したこのカードが「サラマングレイト」リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
召喚権を使わずに転生炎獣モンスターをぽんぽん展開できるので、非常に強力です。 《終末の騎士》もガンドラワンキルのパーツですね。非常に便利なカードだったので残念です。 また、オルフェゴール等でも使われていたので、そちらも意識した規制でしょう。 そして今回のサプライズ枠は《サンダー・ボルト》でした。
《サンダー・ボルト》 通常魔法 (1):相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
強い。 現環境では、《ブラック・ホール》ですら使われなくなっているので、そのうち帰ってくる気はしていました。 今後の主な役割は相手が先行で封殺してきた時にそれを崩すことでしょう。 《ブラック・ホール》と違うのは、デュエルのどんな場面でもアド損しにくいことですね。 ただ、《ブラック・ホール》と同様に、相手の盤面を崩すよりも自分が展開してしまった方が良いようなデッキでは、採用率は低くなるでしょう。 また、《ブラック・ホール》で自分のモンスターを破壊することで可能なコンボなどもあるので、完全な上位互換とも言えなくなりました。 凄い時代になったなぁと思います。

準制限

今回新たに準制限カードになったのが下記のカードになります。
  • 《真竜拳士ダイナマイトK》
  • 《餅カエル》
  • 《ヒーローアライブ》
  • 《リミッター解除》
これらのカードは過去に環境トップで規制されたカードですね。 《リミッター解除》がちょっと怪しいくらいでしょうか。 《バハムート・シャーク》から《餅カエル》を召喚する流れは結構好きでしたが、リンク召喚の登場でかなり難しくなりました。
《餅カエル》 エクシーズ・効果モンスター ランク2/水属性/水族/攻2200/守 0 水族レベル2モンスター×2 (1):お互いのスタンバイフェイズにこのカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「ガエル」モンスター1体を特殊召喚する。 (2):1ターンに1度、相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時、自分の手札・フィールドの水族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。 その発動を無効にし破壊する。その後、破壊したカードを自分フィールドにセットできる。 (3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
《餅カエル》緩和も現行ルール的に問題ないでしょう。 次の改定で無制限になりそうな気がします。 【HERO】もリンク召喚の登場で大きく力を落としたので問題なさそう。 【真竜】は前回《真竜皇の復活》が緩和されているので、着々と力を取り戻していますね。

無制限

今回の改定で無制限になったのは下記のカードになります。
  • 《Emダメージ・ジャグラー》
  • 《妖精伝姫-シラユキ》
  • 《源竜星-ボウテンコウ》
  • 《ユニオン格納庫》
  • 《神の警告》
こちらのカードも過去に環境トップのデッキで使用されていたカードがほとんどですね。 《妖精伝姫-シラユキ》は前回の準制限からとうとう無制限にまで戻ってきました。
《妖精伝姫-シラユキ》 効果モンスター 星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを裏側守備表示にする。 (2):このカードが墓地に存在する場合、自分の手札・フィールド・墓地からこのカード以外のカード7枚を除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
芝刈り型のウィッチクラフトに混ぜたりしたら面白いかもしれませんね。 【ABC】、【竜星】、【Em】を使用されている方には朗報と言える緩和となりました。
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大勢に影響はなさそうなリミットレギュレーション

今回のリミットレギュレーションは環境に影響のなさそうなカードを緩和したのが主な内容だったと思います。 環境デッキで影響があるのは【転生炎獣】でしょうか。 ですが、まだまだ戦えるのでしばらく環境トップに居座るでしょう。 現環境はそれなりに使用デッキがばらけているので、歴代ではそんなに悪い環境ではないです。 有意義に楽しみたいですね。

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