今日はSAVAGE STRIKEの発売日ですが、皆さん買いに行かれたでしょうか。
本記事では、パッケージを飾っている《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の出し方、活用方法などを考察して行きたいと思います。
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》概要
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地からリンクモンスター1体を選び、
装備カード扱いとしてこのカードに装備し、
そのリンクマーカーの数だけこのカードにヴァレルカウンターを置く。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分アップする。
(3):相手の効果が発動した時、このカードのヴァレルカウンターを1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
10月13日発売のSAVAGE STRIKEに収録された、この《ヴァレルロード・S・ドラゴン》はとても強力な効果を持ったシンクロモンスターです。
効果の発動にリンクモンスターを必要としますが、シンクロ召喚を使用するデッキでリンクモンスターを利用しないデッキは基本的にはないはずなので、汎用性のあるカードと言って良いでしょう。
打点もあり自身の効果でフィールドを制圧できるので、一度場に出せればそれだけで勝ててしまうこともありそうです。
それくらいこのモンスターは強力ですね。
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の活用方法
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》はシンクロ召喚する前に墓地にリンクモンスターが必要なので、多少の仕込みが必要です。
基本的にリンクモンスターを利用しないデッキの方が少ないと思うので、デュエル中盤や終盤になれば特に意識せずに効果が活用できると思います。
ただ、先行1ターン目などで《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を立てて優位に立ちたい場合、何かしら手だてが必要です。
簡単な手段としては以下の2つが考えられます。
- 《水晶機巧-ハリファイバー》経由のシンクロ召喚
- 《おろかな重葬》でリンクモンスターを墓地へ送る
《水晶機巧-ハリファイバー》経由のシンクロ召喚
リンク2/水属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左下/右下】
チューナー1体以上を含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
(2):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。
EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
定番の《水晶機巧-ハリファイバー》を使えば、リンクモンスターの使用という条件をこなしながら手軽に展開していけます。
ルートは色々と考えられますが、やはり《グローアップ・バルブ》を使うと消費を抑えられるので、つい頼ってしまいますね。
ただし、《水晶機巧-ハリファイバー》自身は効果を使うと除外されてしまい、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の効果で装備できないので直接の相性はあまりよくないと言えそうです。
《水晶機巧-ハリファイバー》を出す段階でリンク1のモンスターを経由していることが多いので、そちらを装備することができるでしょう。
汎用カードなので《水晶機巧-ハリファイバー》がすぐに思いつきますが、同パックでサイバース・シンクロン》、《サイバース・インテグレーター》、《サイバース・ウィキッド》が収録されたので、展開の得意なサイバース族でもこのカードをうまく使えそうですね。
《おろかな重葬》でリンクモンスターを墓地へ送る
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分は魔法・罠カードをセットできない。
(1):LPを半分払って発動できる。
自分のEXデッキからモンスター1体を墓地へ送る。
雑な運用になりますが、単純であるが故に強力な一面があります。
リンク4のリンクモンスターを《おろかな重葬》で墓地に送り、そのあとに《ヴァレルロード・S・ドラゴン》をシンクロ召喚するだけです。
リンク4のリンクモンスターの最大攻撃力は3000なので、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の効果でその半分の1500が上昇します。
よって、効果を4回無効にできる攻撃力4500のモンスターが出せることになります。
レベル8のシンクロ召喚はもう簡単にできるので、いかにリンクモンスターを準備するかが鍵ですね。
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の対策方法
今まで見た通り、一度出てしまえば強力です。
なので、その対策としては召喚を通さないか、効果を通さないのが基本的な対策だと思います。
あるいは墓地のリンクモンスターを除外するのも有効ですが、複数のリンクモンスターがいる場合は対策が難しくなってきます。
環境で使われている《幽鬼うさぎ》《無限泡影》などはその重要性が増しそうですね。
変わったところだと、SAVAGE STRIKEで収録された《魔女の一撃》が面白いかもしれません
(1):相手がモンスターの召喚・特殊召喚を無効にした場合、
または相手が魔法・罠・モンスターの効果の発動を無効にした場合に発動できる。
相手の手札・フィールドのカードを全て破壊する。
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》は効果を無効にするだけで破壊はしないので、《魔女の一撃》でのカウンターは一考に値するでしょう。
《灰流うらら》を使われた時のカウンターにもなるので、ひょっこり環境で使われる可能性もありますね。
新たな汎用レベル8シンクロモンスター
《ヴァレルロード・S・ドラゴン》は効果も強力で召喚も難しくないので、今後の必須カードの1枚になりそうですね。
その性質上、リンクモンスターが強化されればされるほど強くなっていくので、早めに手に入れておきたいカードです。
それではよいデュエルライフを。
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