《星導竜アーミライル》について

カード考察

ジャンプフェスタ2019で配布されたジャンプフェスタ リミテッドパック2019にて、《星導竜アーミライル》が収録されましたね。

本記事では、《星導竜アーミライル》について考察してみようと思います。

https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1069561891578699777
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調整された《サモン・ソーサレス》

まずは効果を見てみましょう。

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻1400
【リンクマーカー:左下/右下】
効果モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはリンク素材にできない。
(1):このカードのリンク先の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと元々のレベルが同じモンスター1体を、
このカードのリンク先となる自分フィールドに手札から守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

どう見ても調整された《サモン・ソーサレス》ですね。

《サモン・ソーサレス》
リンク・効果モンスター(禁止カード)
リンク3/闇属性/魔法使い族/攻2400
【リンクマーカー:上/左下/右下】
トークン以外の同じ種族のモンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
手札からモンスター1体を、このカードのリンク先となる相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードのリンク先の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと同じ種族のモンスター1体をデッキから選び、
このカードのリンク先となる自分・相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

効果の変更点としては、以下の3点でしょうか。

  1. リンク素材にできない
  2. 呼べるモンスターは同じ種族ではなく元々のレベルが同じモンスター1体
  3. 特殊召喚はデッキからではなく手札から

《サモン・ソーサレス》はリンク3でしたが、こちらはリンク2で素材の縛りも効果モンスター2体と緩くなりました。

ただ、効果自体が弱体化しているので、以前ほどの汎用性はなくなったかもしれません。

リンク素材にできない

これはエクシーズ召喚が出始めた頃に出てきた「シンクロ素材にできない」と同じ流れですね。

エクシーズ召喚を浸透させたいけど、今あるシンクロ召喚に使われると結局そっちの強化になってしまうので、こういったテキストを入れることでインフレの抑制と共に新規召喚方法の浸透を狙うという意図が見えていました。

今回もそんな感じで、リンク召喚はゲームシステムの変更によって必須となったものの、《サモン・ソーサレス》のような強力なカードを出すとインフレを促進してしまうので、高リンクモンスターに簡単に繋げられないように「リンク素材にできない」というテキストを加えたのでしょう。

最近出始めたテキストですが、今後も増えていきそうです。

元々のレベルが同じモンスター1体

この効果については、もしかしたら強化されるデッキもあるかもしれません。

とりあえず、エクシーズ召喚は狙いやすくなりましたが、《サモン・ソーサレス》でもそれは可能だったので、何とも言えませんね。

レベル調整の融通は利かなくなったので、シンクロ召喚には少し繋げにくい効果ですね。

【ライトロード】など、色々な種族を擁するカテゴリーには嬉しい調整でしょう。

手札から守備表示で特殊召喚

《サモン・ソーサレス》はデッキからモンスターをリクルートできるのが強かったですが、こちらは手札からの特殊召喚となりました。

これが一番弱体化した点と言って良いでしょう。

ただし、手札にモンスターを呼び込みやすいデッキや手札を減らしたいデッキなどには相性がいいかもしれません。

【インフェルニティ】辺りではソリティアに使われる匂いがしますね。新たなループコンボに組み込まれそうです。

また、【ブラック・マジシャン】では、《イリュージョン・マジック》によって手札に《ブラック・マジシャン》を2枚まで加えることができるので、その展開の補助に使えます。

手札の《ブラック・マジシャン》を特殊召喚する方法が《マジシャンズ・ナビゲート》《永遠の魂》だけだったので、事故率を抑えることができるかもしれません。

《マジシャンズ・ナビゲート》
通常罠
(1):手札から「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚する。
その後、デッキからレベル7以下の魔法使い族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
(2):自分フィールドに「ブラック・マジシャン」が存在する場合、
墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

特に《マジシャンズ・ナビゲート》は手札からしか《ブラック・マジシャン》を特殊召喚できないので、必須カードでもあり事故要員でもありました。

トリガーとなる同じレベル7には《マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン》がいるので、その辺も問題なさそうです。

加えて、《星導竜アーミライル》はドラゴン族なので、《竜騎士ブラック・マジシャン》の融合素材にも使用することができます。

メインデッキにドラゴン族を入れなくてもよくなるので、地味に嬉しいポイントですね。

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良調整されたカードでは?

《サモン・ソーサレス》と比較すると弱く感じますが、単体で見れば良調整されている気がします。

使うデッキでは重宝するけど、環境を荒らすほどではない、という感じ。

ドラゴン族ということもあって、【ガンドラワンキル】などに組み込めそうなのが気がかりですが。

リンク素材にできなくても、リリースができれば射出要因になりますし、悪さができないわけではないです。

現在は入手もしにくいカードなので、今後の評価によっては高騰しそうでもあります。

今年のジャンプフェスタは12月22日と23日にあるので、参加できる方は参加してみるのも良いですね。

 

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